2018-01-01から1年間の記事一覧

51回PT 午前問題26 左半側空間無視の治療法として適切でないのはどれか。

51回PT 午前問題26 左半側空間無視の治療法として適切でないのはどれか。 1.視覚探索練習2.体幹の右への回旋3.プリズム適応療法4.後頸部経皮的通電刺激5.カロリック刺激〈Caloric stimulation〉 解答:2 1は、正しい。視覚探索練習は,ペグボードなど…

51回PT 午前問題25 脳卒中片麻痺に対する斜面台を用いた運動療法の目的で適切でないのはどれか。

51回PT 午前問題25 脳卒中片麻痺に対する斜面台を用いた運動療法の目的で適切でないのはどれか。 1.内反尖足の予防2.立位感覚の向上3.覚醒レベルの向上4.体幹筋筋力の維持5.膝関節伸展筋の痙縮抑制 解答:5 脳卒中片麻痺に対する斜面台を用いた運動療法…

51回PT 午前問題24 加齢に伴う生理的変化について正しいのはどれか。

51回PT 午前問題24 加齢に伴う生理的変化について正しいのはどれか。 1.胸腺が肥大する。2.筋の収縮速度が速くなる。3.視覚の明順応時間は変化しない。4.筋量は下肢より上肢の方が減少する。5.低音域より高音域が聞こえにくくなる。 解答:5 1は、間違…

51回PT 午前問題23 健常者で最も歩行率が大きいのはどれか。

51回PT 午前問題23 健常者で最も歩行率が大きいのはどれか。 1.5歳2.10歳3.20歳4.40歳5.80歳 解答:1 単位時間当たりの歩数(歩数/分)を歩行率といいます。 つまり、方向率が大きいということは、歩数が多いということです。 短い歩幅でトコトコ歩くイ…

51回PT 午前問題22 筋とその短縮の有無を調べる検査との組合せで正しいのはどれか。

51回PT 午前問題22 筋とその短縮の有無を調べる検査との組合せで正しいのはどれか。 1.腸腰筋───────Speedテスト2.縫工筋───────SLRテスト3.大腿直筋──────Thomasテスト4.大腿筋膜張筋────Oberテスト5.ハムストリングス──Thompsonテスト 解答:4 1は、…

51回PT 午前問題21 関節可動域測定時の足部の内転の基本軸はどれか。

51回PT 午前問題21 関節可動域測定時の足部の内転の基本軸はどれか。 1.第1中足骨の中央線2.第1中足骨と第2中足骨との間の中央線3.第2中足骨の中央線4.第2中足骨と第3中足骨との間の中央線5.第3中足骨の中央線 解答:2 関節可動域測定法における足部の…

51回PT 午前問題20 46歳の男性。健康診断で身長170cm、体重75kg、BMI26.0、腹囲88cmであった。運動習慣に関するアンケートで以下のように回答した。 この段階の対応として最も適切なのはどれか。

51回PT 午前問題20 46歳の男性。健康診断で身長170cm、体重75kg、BMI26.0、腹囲88cmであった。運動習慣に関するアンケートで以下のように回答した。この段階の対応として最も適切なのはどれか。 1.仲間づくりを促し、周囲からのサポートを受けやすくする。2…

51回PT 午前問題19 24歳の女性。2日前に室内での火災に巻き込まれ救急搬送された。35%の範囲の熱傷と診断され入院中。意識は清明。顔面から前頸部も受傷し煤のような色の痰がでる。肩甲帯から上腕にかけては植皮が必要な状態。骨盤と下肢とに傷害はみられない。 この時期の理学療法として適切なのはどれか。

51回PT 午前問題19 24歳の女性。2日前に室内での火災に巻き込まれ救急搬送された。35%の範囲の熱傷と診断され入院中。意識は清明。顔面から前頸部も受傷し煤のような色の痰がでる。肩甲帯から上腕にかけては植皮が必要な状態。骨盤と下肢とに傷害はみられな…

51回PT 午前問題18 右外側肺底区の痰に対する体位排痰法(体位ドレナージ)で最も適切な体位はどれか。

51回PT 午前問題18 右外側肺底区の痰に対する体位排痰法(体位ドレナージ)で最も適切な体位はどれか。 1.腹臥位2.45度前方へ傾けた側臥位3.背臥位4.側臥位5.45度後方へ傾けた側臥位 解答:4 右外側肺底区に対応した体位排痰法の基本体位は,左側臥位で…

51回PT 午前問題17 80歳の男性。胸部CTを下に示す。 この患者で予想されるのはどれか。

51回PT 午前問題17 80歳の男性。胸部CTを下に示す。この患者で予想されるのはどれか。 1.肥 満2.残気量の低下3.一秒率の低下4.気道抵抗の低下5.肺コンプライアンスの低下 解答:3 設問のCTでは,肺が気腫化を起こし肺胞が壊れて黒くなっている部分があ…

51回PT 午前問題16 75歳の男性。交通事故による第5頸髄レベルの脊髄損傷で四肢不全麻痺。受傷後6か月経過。端座位の保持と手すりを使用した立ち上がり動作は可能。食事は太柄のフォークで自立。トイレ動作は見守りが必要。衣服の着脱は介助があれば行える。自宅内は手すり歩行で移動し、屋外は車椅子移動。 Frankel分類はどれか。

51回PT 午前問題16 75歳の男性。交通事故による第5頸髄レベルの脊髄損傷で四肢不全麻痺。受傷後6か月経過。端座位の保持と手すりを使用した立ち上がり動作は可能。食事は太柄のフォークで自立。トイレ動作は見守りが必要。衣服の着脱は介助があれば行える。…

51回PT 午前問題15 45歳の男性。筋萎縮性側索硬化症。発症から1年経過している。ADLは自立しているが、主に下肢の筋力低下、バランス不良および鶏歩が認められる。 理学療法で適切なのはどれか。

51回PT 午前問題15 45歳の男性。筋萎縮性側索硬化症。発症から1年経過している。ADLは自立しているが、主に下肢の筋力低下、バランス不良および鶏歩が認められる。理学療法で適切なのはどれか。 1.車椅子操作の練習2.下肢の漸増抵抗運動3.両松葉杖での歩…

51回PT 午前問題14 図のようなハンドリングを実施することで運動発達促進効果として期待されるのはどれか。

51回PT 午前問題14 図のようなハンドリングを実施することで運動発達促進効果として期待されるのはどれか。 1.Galant反射の抑制2.下肢のキッキング促通3.正中位指向の促進4.体幹伸展筋の促通5.頭部回旋運動の促通 解答:3 後頭部と体幹後面をサポートし…

51回PT 午前問題13 他の筋への影響を最小限にしてハムストリングスの伸張運動を行う場合、適切でないのはどれか。

51回PT 午前問題13 他の筋への影響を最小限にしてハムストリングスの伸張運動を行う場合、適切でないのはどれか。 解答:1 1のみ足関節を背屈しています。 足関節を背屈すると、アキレス腱伸ばしの時をイメージするとわかりやすいですが、ふくらはぎが伸ばさ…

51回PT 午前問題12 65歳の女性。慢性心不全。自宅でめまいと失神発作とを認めたため来院した。来院時の心電図を下に示す。 この患者にみられるのはどれか。

51回PT 午前問題12 65歳の女性。慢性心不全。自宅でめまいと失神発作とを認めたため来院した。来院時の心電図を下に示す。この患者にみられるのはどれか。 1.洞性頻脈2.心室頻拍3.心室期外収縮4.Ⅰ度房室ブロック5.Ⅲ度房室ブロック 解答:5 心電図の結果…

51回PT 午前問題11 65歳の男性。脳梗塞。右片麻痺。発症5日目。意識レベルはJCS〈Japan coma scale〉Ⅰ-1。全身状態は安定し、麻痺の進行も24時間以上認めないため、リスク管理(リハビリテーション医療における安全管理・推進のためのガイドライン2006に基づく)を行いながら、ベッドアップを開始することとした。 適切なのはどれか。

51回PT 午前問題11 65歳の男性。脳梗塞。右片麻痺。発症5日目。意識レベルはJCS〈Japan coma scale〉Ⅰ-1。全身状態は安定し、麻痺の進行も24時間以上認めないため、リスク管理(リハビリテーション医療における安全管理・推進のためのガイドライン2006に基づ…

51回PT 午前問題10 70歳の男性。15年前の脳出血による右痙性片麻痺。右尖足に対して機能的電気刺激を行うこととした。 刺激部位として適切なのはどれか。

51回PT 午前問題1070歳の男性。15年前の脳出血による右痙性片麻痺。右尖足に対して機能的電気刺激を行うこととした。刺激部位として適切なのはどれか。 1.A2.B3.C4.D5.E 解答:1 機能的電気刺激(FES)は上位運動ニューロンが障害された際、末梢神経や…

51回PT 午前問題9 44歳の女性。1か月前から腰痛および左下肢痛を訴える。腰椎MRIの矢状断像と水平断像とを下に示す。なお、水平断像は矢状断像で最も所見がある椎体間の高位のものである。 この患者にみられる所見はどれか。

51回PT 午前問題9 44歳の女性。1か月前から腰痛および左下肢痛を訴える。腰椎MRIの矢状断像と水平断像とを下に示す。なお、水平断像は矢状断像で最も所見がある椎体間の高位のものである。この患者にみられる所見はどれか。 1.左下腿内側の感覚障害2.左足…

51回PT 午前問題8 正常な胸部エックス線写真を下に示す。 番号と解剖学的名称の組合せで正しいのはどれか。

51回PT 午前問題8 正常な胸部エックス線写真を下に示す。番号と解剖学的名称の組合せで正しいのはどれか。 1.①────肺静脈2.②────肋 骨3.③────下行大動脈4.④────気管支5.⑤────左房縁 解答:4 1は、間違い。①は右心室から出ている肺動脈です。 2は、間…

51回PT 午前問題7 脳卒中右片麻痺の麻痺側運動機能についてBrunnstrom法ステージの検査を行ったところ、図に示す段階までの運動が可能であった。 評価の組合せで正しいのはどれか。

51回PT 午前問題7 脳卒中右片麻痺の麻痺側運動機能についてBrunnstrom法ステージの検査を行ったところ、図に示す段階までの運動が可能であった。評価の組合せで正しいのはどれか。 1.上肢Ⅳ ― 手指Ⅳ ― 下肢Ⅳ2.上肢Ⅳ ― 手指Ⅴ ― 下肢Ⅳ3.上肢Ⅳ ― 手指Ⅳ ― 下肢…

51回PT 午前問題6 6歳の男児。1か月前から左足部痛を訴えた。エックス線写真を下に示す。 最も考えられるのはどれか。

51回PT 午前問題6 6歳の男児。1か月前から左足部痛を訴えた。エックス線写真を下に示す。最も考えられるのはどれか。 1.Sever病2.舟状骨骨折3.Freiberg病4.足根骨癒合症5.第1Kohler病 解答:5 エックス線写真を見ると、舟状骨に骨化障害があるので、第…

51回PT 午前問題5 反射検査の刺激部位で正しいのはどれか。

51回PT 午前問題5 反射検査の刺激部位で正しいのはどれか。 1.掌オトガイ反射2.把握反射3.Babinski反射4.Chaddock反射5.Oppenheim反射 解答:2 1は、間違い。掌オトガイ反射は,手掌の母指球を遠外方に向けて刺激します。 2は、正しい。把握反射は,…

51回PT 午前問題4 右股関節の可動域を表に示す。 予想される歩行時の特徴はどれか。

51回PT 午前問題4 右股関節の可動域を表に示す。予想される歩行時の特徴はどれか。 1.左Trendelenburg徴候2.上肢の振り幅の増加3.左の歩幅の減少4.腰椎後弯5.右鶏歩 解答:3 表の数値を見ると,股関節の屈曲と伸展に大きな制限があることがわかります。…

51回PT午前 問題3 Danielsらの徒手筋力テスト(足関節底屈の検査)を図に示す。

51回PT午前 問題3 Danielsらの徒手筋力テスト(足関節底屈の検査)を図に示す。正しいのはどれか。 1.図1で完全な底屈運動ができるが抵抗に耐えられなければ段階2-である。2.図1で完全な底屈運動ができて最大抵抗に負けずに保てれば段階2である。3.図2で…

51回PT午前 問題2 Danielsらの徒手筋力テストを図に示す。 段階5の抵抗を加える位置が正しいのはどれか。2つ選べ。

51回PT午前 問題2 Danielsらの徒手筋力テストを図に示す。段階5の抵抗を加える位置が正しいのはどれか。2つ選べ。 1.肩甲骨下制と内転2.肩関節外旋3.肘関節伸展4.手関節背屈5.母指MP関節屈曲 解答:4 , 5 1は間違い。肩甲骨下制と内転は、肘関節のすぐ…

51回PT午前 問題1 関節可動域測定法(日本整形外科学会、日本リハビリテーション医学会基準による)で正しい方法はどれか。

51回PT午前 問題1 関節可動域測定法(日本整形外科学会、日本リハビリテーション医学会基準による)で正しい方法はどれか。 1.肩甲帯屈曲2.肩屈曲3.肩外旋4.肘屈曲5.前腕回外 解答:4 1は間違い。肩甲帯屈曲は頭上から見て、基本軸が両側の肩峰を結ぶ…